ライフスタイルカルテとは

講演で紹介された「ライフスタイルカルテ」について、使い方などを詳しく教えてください。

A・親がいなくなったときに子どものことを知ってもらうもの

この「ライフスタイルカルテ」を書いておけば、親がいなくなっても周囲の人がこれを見て支援できるというものです。記入するのは住所、氏名、緊急連絡先、医療に関する情報、障害の性質、成育歴などの情報です。本人を支援する方々がこれを読むことによって、当事者本人のことを知り、他の機関とも連携しやすくなります。

行政や親の会など、いろいろな団体が作っています。私も「親心の記録~支援者の方々へ」という冊子を監修いたしました。こちらは支援者の利用しやすさと、親の書く負担を軽くすることをポイントに制作しました。緊急性の高い、連絡先や医療情報から始めてあったり、記入例を見開きにしたり、たとえば母子手帳の情報や計画相談のプランなどは、書き写さずコピーで貼れるようにしてあります。これは団体単位に無料で配布していますが、それ以外にもいろいろある中から、ご自分が使いやすいものを選んでみてください。今後の支援のために、そして親の気持ちを頭のなかで整理するために、何らかのノートを書いてみてもらえればと思います。

また、もう少し簡単に書き込めるものを作成しましたので、よろしければ下記からダウンロードしてみてください。

https://www.oyanakiato.com/wp-content/uploads/2014/12/e99a9ce5aeb3e381aee38182e3828be5ad90a4_pdf_141208new.pdf