保険信託の具体的な設定方法

保険信託というのは、実際にはどのように申し込むのでしょうか。

A・通常の生命保険を申し込んで、保険金を信託財産として細かく設定

特別な保険商品があるわけではなく、対象となるのは通常の生命保険です。ただ、その死亡保険金の受け取り方を、信託財産として設定します。

例えば、父親が1,000万円の死亡保険を掛け、受取人を障害のある子にしたとします。その1,000万について父親の死亡後、毎月いくらずつ子どもに給付するのか、もし受取人である子どもが亡くなった時も保険金が残っていたら、その残余財産は誰もしくはどの団体に給付するか、受取人に急なお金が必要になった時、信託財産から引き出す指示をする運用指図者を誰にするか、などを細かく決めていくことになります。